韓国ブームのいま、韓国への留学やワーキングホリデーを考えている方も増えているのではないでしょうか?
3週間程度の語学学校への短期留学から韓国の大学や大学院への正規課程留学など、留学のスタイルは様々です。
私自身も語学学校への留学とワーキングホリデー両方を経験しましたが、経験上、留学の目的が韓国語が喋れるようになることな方には断然ワーキングホリデーをおススメします。
そこで今回は韓国へのワーキングホリデーについてや、申請方法や実際にかかった費用まで、私の実体験を元にご紹介します!
ワーキングホリデーとは?
ワーキング・ホリデー (英語: Working Holiday)とは、2国間の協定に基づいて、青年(18歳〜25歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。
(出典:Wikipediaウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/)
つまりワーキングホリデーとは、外国で働きながら滞在できる制度ということです。
ただし、あくまでワーキングホリデーの本来の目的は自国とは異なった文化で休暇を楽しむことですので、就労や就学のみを目的とした滞在は禁止されています。
またワーキングホリデービザの申請にはいくつか制限があります。
韓国の場合は申請時の年齢が満18歳~満30歳であること、今まで韓国でワーキングホリデービザの発給を受けていないことなどです。
ビザの有効期間は1年間のみで、年齢制限もあります。
また、ワーキングホリデービザは各国で人生で一回ずつしか発給されなません。
ですのでワーキングホリデービザを申請する際は、タイミングをしっかり考えたほうが良さそうですね。
韓国留学にはワーキングホリデーをおススメする理由
私自身の経験上、留学の目的が韓国語が話せるようになることの場合、断然ワーキングホリデーをオススメします。
その理由を、韓国留学における語学学校とワーキングホリデーのそれぞれのメリット、デメリットについてまとめつつご紹介していきたいと思います!
※あくまでも一個人の意見として参考にしていただけると幸いです。留学の手段はそれぞれの目的、性格、条件に合わせてよく考えたうえで選ばれることをおススメします。また、今回ご紹介するメリット・デメリットはあくまでも韓国語の会話習得を目的とした留学という視点から考えたものです。
語学堂(語学学校)留学
韓国留学に行きたい方の多くは語学堂への留学を考えているのではないでしょうか?
韓国の語学堂には、大学付属の語学堂と、学校の付属ではなく塾のような独立した語学堂の2種類があります。
大学付属の語学堂のほうが値段は張ります。
ですがその分講師の方や教科書の質、その他学校の設備などにも差が出てきますので、しっかりと韓国語の勉強をしたい方には大学付属の語学堂がおススメです。
そんな語学堂ですが、メリットとデメリットをいくつか挙げていきたいと思います。
メリット
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①:韓国語が全く出来なくても一から学べる。
②:韓国に知り合いがいなくても語学堂内で知り合いが出来る。
➂:ネイティブの韓国人の先生から韓国語を習える。
デメリット
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①:1学期(約10週間)の学費が10万~17万円程度と意外と高額。
②:語学堂の生徒はもちろん全員外国人なので韓国人の友達がなかなか出来ない。
➂:語学堂で習った文法や単語を日常で使う機会が中々無い。
④:語学堂の先生以外の韓国人と会話をする機会が少ない。
語学堂のメリットとデメリットをいくつか挙げてみましたがいかがでしょうか。
韓国語を一から習いたい、韓国で韓国人の先生から韓国語を習いたいという方には語学堂はおススメです。
ですが、
韓国語で韓国人との会話が問題なく出来るようになりたい、
ネイティブが使うような自然な韓国語を習得したい、
という方にはあまりおススメ出来ません。
やはり語学堂の先生は、ゆっくりと綺麗な発音で話してくれるのでとても聞き取りやすいです。
しかし語学堂の先生以外の普通の韓国人となると、早口・滑舌が良くないなど話し方の癖はそれぞれです。
語学堂に1年通ったけど韓国語の聞き取りや会話はほとんど出来ない、という留学生を私も何人か知っています。
語学堂に通いながらも積極的に現地の韓国人の知り合いを増やしていける方なら韓国語の会話も上達しますし、しっかりと韓国語の勉強もできるので良さそうですね。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーのビザは、
入国したその日から就労が可能です。またもちろん語学堂や語学学校に通うことも可能です。
ただしワーキングホリデーはあくまでも観光が主な目的のため、就労または就学のみが目的の場合はビザの発給が制限される可能性もありますので注意が必要です。
ワーキングホリデーのメリット・デメリットについても挙げていきたいと思います!
メリット
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①:働きながら滞在できるので資金に余裕が出来る。
②:仕事をすることで韓国語を使う機会が増える。
③:学校に通わない分時間に余裕ができ、観光や趣味に時間を使うことが出来る。
デメリット
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①:韓国語が全く出来ない場合仕事を見つけるのが大変。
②:職場によっては韓国語をほとんど使わない場合もある。
ワーキングホリデーのメリット・デメリットについても挙げてみましたがいかがでしょうか。
ある程度韓国語に自信がある方なら、いきなり仕事を始めることが出来るかと思います。
ですが、韓国語が出来ない方は日本で習ってから行くか、韓国に行ってから語学堂などに通う必要があります。
ただ、私の知り合いでハングルは読めるけど会話はほとんど出来ない状態で韓国でアルバイトを始め、働きながら韓国語を覚えたという方もいました。
やはりワーキングホリデーは、韓国で韓国人に混ぜりながら働けることや就労に制限がないことから、
自然な韓国語が身に付き、金銭的な面でも余裕が出来る
ので韓国留学方法として本当におススメです!
韓国のワーキングホリデービザ(H-1ビザ)申請方法
ワーキングホリデービザの正式名称はH-1ビザと言います。
ここではH-1ビザの申請時に必要な書類について簡単にご紹介します。
ただしビザ申請に必要な書類は、それぞれの申請する領事館によって異なる場合もあります。
不安な方は必ずお近くの韓国領事館のサイト又は電話で確認してくださいね。
サイトの表記も日本語ですし、領事館の方は日本語も出来るので韓国語が出来なくても大丈夫です。
※ここでは私が申請した在名古屋韓国領事館を例にご紹介しています。
①パスポート
有効期限が何か月以上残っていないといけないなどの条件は各領事館によって異なる可能性があります。
在名古屋韓国領事館の場合は6か月との記載がありました。
②査証発給申請書(ビザ発給申請書)
領事館の窓口に置いてありますが、在日本韓国領事館のサイトに掲載されているものをコピーして事前に記入することもできます。
英語もしくは韓国語での記入となりますが、私は韓国語で記入しました。
③申請用紙に貼る用の顔写真
これはインスタントの証明写真機で撮れば大丈夫です。
④残高証明書
3か月間滞在できるだけの残高30万円があるかどうかの証明をするために必要です。
ご自身の名義の銀行口座に30万円以上あれば大丈夫ですので、銀行の窓口へ行き、残高証明書が欲しいと伝えれば対応してもらえます。
⑤在学証明書又は最終学歴証明書
⑥往復航空券
これもLCCの航空券は不可、日付の入っていないものは不可など申請の領事館により条件が異なるようですので必ず一度確認してくださいね。
私は大韓航空の航空券のEチケットを提出しました!
⑦活動計画書
活動計画書とは、ワーキングホリデーで滞在している一年の間に何がしたいかをまとめたものになります。
英語又は韓国語で書く必要がありますが、私は韓国語で書きました。
この7点の書類を持って、韓国領事館に行き特に書類に不備がなければ領事館の方に、何月何日に取りに来てね~と言われるのでその日に受け取りに行けばビザの発給が完了です!
ビザの申請の際に、パスポートを預ける必要があるので申請から受け取りまでの間にパスポートを使う必要がある方は注意が必要です。
韓国のワーキングホリデーにかかる費用
やはり海外に一人で滞在することになるので、費用の面で心配になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、私がワーキングホリデーで韓国に滞在していた際の費用についてご紹介します。
家計簿などをつけていたわけではないので大体の額になりますが、 大体の1か月の支出は、
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家賃(管理費含む) 56万ウォン⇒私はワンルームに住んでいたの下宿やコシウォンよりは高めです。携帯代 2万5千ウォン程度⇒プリペイド式の携帯を使っていましたが、大体2か月に一回程度5万ウォンずつチャージしていました。家ではWifiを設置して使っていました。交通費 8万ウォン⇒平日は毎日アルバイト先まで地下鉄で通っていました。食費・雑費 10万ウォン⇒アルバイト先で食事が出たので家で食べることはほとんど無く、雑費を含めてもこの程度でした。交際費 15万ウォン⇒週末に遊びに出かけるときなどに使いました。電気・ガス代 1万ウォン程度⇒春や秋などのエアコンやオンドルが必要ない時期で、普通に使ってこれぐらいです。冬や夏はもう少しかかりました。
アルバイト代は大体110万ウォンから多いときは140万ウォン程度でした。
上記の支出を差し引いても少し余る程度でしたので、私はそこまでお金に困りませんでした。
ただ、人によっては語学堂に通うための学費や、食費、交際費などがもっとかかる方もいらっしゃると思いますので、日本からある程度資金を持っていく必要はあります。
まとめ
韓国でのワーキングホリデーのメリットや申請方法・費用までご紹介しましたがいかがでしたか?
韓国はお隣の国というだけでなく、日本で韓国の芸能やファション、食べ物などが人気を集めるなど身近な国になりつつあります。
そんな韓国への留学で迷われている方は、是非ワーキングホリデーに挑戦してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!